創聖のアクエリオン オリジナル・サウンドトラック / 菅野よう子・AKINO

創聖のアクエリオン
オリジナル・サウンドトラック
菅野よう子
AKINO

ビクターエンタテインメント
2005/06/08
￥ 2,588

1. 創聖のアクエリオン お兄さまと(AKINO)
2. アクエリウス
3. high spirit
4. マッチョバトル
5. カルタゴ ノバ(Artur Stefanowicz)
6. マックスボンバーギャル
7. いばりんぼうアポロ
8. Michelle(Michelle)
9. 鳥になって(多田葵)
10. 機械天使アクエリオン
11. brown horses
12. ドラゴンレイカ
13. プライド~嘆きの旅(AKINO)
14. sal(Warsaw Chorus)
15. 聖アクエリオン(Jerry Kentig)
16. 荒野のヒース(AKINO)
17. オムナ マグニ(牧野由依)
18. 毛玉

　今までの菅野の、集大成という感じ。特に、エスカの色は強い。久々に声楽ものが充実している。では初期の菅野の作風だけかというと、攻殻あたりのテクノな感じあり、ターンエーあたりの牧歌的、土臭さ、エスニックな感じもあり、今まであまりなかったグングン突き抜けるボーカルを使ってみたり、新しい挑戦もある。そんな中でエスカあたりの作風、壮大なイメージが二枚のアルバムを貫いている。


　1. 創聖のアクエリオン お兄さまと(AKINO)
　この曲なくして二枚のアルバムは語れない。Aメロのサインウェーブのような音色の、アルペジオ。BメロではAメロでのパーカスのリズムをベースが受け継ぐ。渋い。同時にサビにつなぐための四分刻みとストリングスの引っ張り(伸ばし)が始まる。そしてサビ！有無を言わさず前へ前へと突き進めるパーカスの四分刻みはこの曲のキモでしょう！！聞いてて、「気持ちいいっっ！」。上ではヴァイオリンが高めの伸ばしで、キラキラしたSEとともに爽快感をプラス。

　いやー、気持ちいいです、ホント。完敗。

　4. マッチョバトル
　低音が、マッチョ。

　7. いばりんぼうアポロ
　土のにおいがします。ヴァイオリンというより、フィドル。

　13. プライド~嘆きの旅(AKINO)
　南米の香り。一曲目の声質とはまた違う一面が見える。ハスキー。

　16. 荒野のヒース(AKINO)
　しょっぱなから全開系。割とシンプルな伴奏の上にノビる声が、よく通る。



　このアルバムで、AKINOってひとを知りました。衝撃的だった。それからいろいろ調べて知ったけれど、以前にインディーズで一曲ヒットして以降、あんまり目立っていない。すんごい残念。もっともっと、この人が売れて、みんなの元に届いたらなぁとか思いましたとさ。

　「売れること」と「音楽を作る」ことって、必ずしも同じ方向に向かわないのが、難しいよね。