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第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品 『有沙と私 それぞれの壁 ~日本に嫁いだ中国人妻を追って~』 (福井テレビ)

日中間の国際結婚のなかに存在する、様々な問題を、中国人女性耿(こう)の体験・成長を通して描き出す。

日本人男性が中国人女性を、経済力で買っている。
中国人女性は金銭目当てに来日している。
耿の思いは、間違ってはいないが、正しくもない。
ふたつの家庭を取材するうちに、その思いは大きく変わっていく。


印象的だったのが、夫との離婚を選んだある中国人女性。
追いつめられて精神が困憊していた様子だったひとが、とあるきっかけで姿も、心も豹変してしまう。
周りの人の協力を得て離婚への協議を進めていたのに、「金を取るため」にそれを白紙に戻してしまう。
苦しんでいたひとがほんの僅かな期間で、ここまで醜くなってしまうという現実が、なんだか哀しかった。

この女性は平均年収の8年分も借金をして、結婚した。
金が全て、ではないが、幾分かそうした期待があったことは否定できないと思う。
期待に添うばかりか全く逆の結果になってしまった彼女にとって、もう金を取るしか、己を保つ方法がないんだろう。

斡旋業者に多額の金を吸い取られようと、日本を目指す女性が多いらしい。
その中で幸せな家庭を築けるのは、一体いくらなのか。
日中間で結婚した人々の1/3が離婚しているという。



耿はもうひとりの中国人女性の故郷を訪れ、自分の考えの至らなさを身に沁みて感じる。
北京を離れたことがない自分。
そこには北京からは想像もつかないほど、近代化されていない風景があった。
そんななかで、「豊かさ」に憧れることは、果たして罪なのか。

「自分もこの環境の中でなら、来日を考えるかもしれない」。
北京でも裕福な家庭に生まれ育った耿は、中国の多面性に気づく。
日本人の自分さえ知っている中国の地域格差を、中国人が知らないということに衝撃を覚えた。


情報が統制された中国。
貧富の差が拡大している中国。
それがもたらすものを、端的に映しとっている。




第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『有沙と私 それぞれの壁 ~日本に嫁いだ中国人妻を追って~』
(福井テレビ)
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/14th/05-430.html
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テーマ : 今日見たテレビ番組 - ジャンル : テレビ・ラジオ

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 ここではヴィオラを中心に見たクラシックや、菅野よう子と菊田裕樹を中心にしたサウンドトラック、また映画のレビューを付けています(クリックでレビューへ移動)。


ヴィオラ

 今井信子ユーリ・バシュメットあたりのどちらかというとソリスティックな演奏が好み。
 国内版から、隠れた良盤・海外盤まで、少しずつ紹介を増やしていきたいです。






菅野よう子

 型にはまりすぎず、かといって書き散らすわけでもない。絶妙なバランス感からくる魅力。えぐみ・臭みが管弦楽とこんなに合うなんて!
 エスカフローネのOSTは溝口肇の曲も多数収録しているが、基本イってる菅野(ヒドイ…)と基本落ち着いてる溝口とで作風がぶつかりそうなんだけれども、一枚のアルバムとしてみた時に良い塩梅になっている。






坂本真綾

 最近この人の歌を弾き語ってます。
 汚してます…







菊田裕樹

 聖剣からのファンです
ごつごつしたパーカッションと抜けのいいメロの組み合わせは、この人が至上です!






ゲームミュージック






映画

 五点満点で、四点以上をつけたものを紹介していきます。
 新しいレビューは上に並べていきます。





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