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北京ヴァイオリン / チェン・カイコー

北京ヴァイオリン 特別プレミアム版脚本: ★★★★★
映像: ★★★★☆
音楽: ★★★★☆

総合: ★★★★☆




総合で★★★★☆。
久しぶりに良い映画を見られた。
サクセスストーリーと思ってたんだけれど、良い意味で裏切られた。
カットも、現代の中国社会を暗喩するものが多くて、興味深かった。


指数関数的ピッチで進んでいく中国の近代化の中、薄まるもの。
その中で掘り起こされる人間性。
登場人物はそれほど多くない。
けれどもほんとうにムダが無くて、濃密にキャラがつまっている。
どれだけ受け容れられたのかって考えると、あの少ない人物のうち、八割理解できてたらいいんじゃないか、ぐらい濃い。
わかんにくい文だな。orz

監督が音楽にどんだけ造詣が深いのか知らんけれど、伝えたいことは分かったよ。
ばいよりん弾きって器に入ってる「なかみ」が大事なんだよね…。
なんか安っぽい言葉でしか書けないのがイタイな。
いろんな要素が無駄なく効果的に配置されていて、もう、言うことがない。
ほんとに良かったよ…

最後のチャイコン爆弾きのところでオジサンは顔くちゃくちゃになっちゃったよ、もう。
駅だからオケは居ないんだけれど、あの二人にはきこえてるんだよね…

今夜は心地よい余韻の中で眠れそう。






Amazon のレビューで

少年があまり好ましくありません。
設定もおかしな感じがするし、もっと子供がバイオリン
以前に音楽が本当に好きだっていう要素を出してほしかった。
がむしゃらに弾いてるだけで、本当の上手いとは違うのでは。
音楽習ってた側から見て物足りないです。
親子の設定も可哀相って思うけど、なんだかなあ。
みたいな映画。
一回こっきりでいいです。


ってひとが居たんだけれど、「少年が好ましくない」のは文化の違いからくる演出の違いに因ると思う。
個人的には、素直さの演出が「好ましくない」ってふうに解釈されたんじゃないかなぁと思う。
確かに一般的な日本人の感覚からすると、ぱっと見印象悪い行動もあるんだけれど、それは近代化された地に住み、年を重ねた大人だからそう受け取ってしまうんじゃないか。
主人公のアレな行動は、自分たちもかつては持っていた、ものすごくピュアな心の動きと直結していると思うよ。

音楽に関しては、監督が音楽を一番に描きたいわけじゃないからだと思う。
「中国でも薄れつつある人間性」が包含する「親子愛」がメイン。
主人公はもちろんヴァイオリンが好きなんだと思うけれど、「好きだからやりたい」だけではなくて、「父親・母親(架空なんだけれど)への思い」からヴァイオリンを続けているというのが、かなり大きいんじゃないかな。

キタナい空気にまみれたボクチンなんかは「好きだからやりたい」しかなくて、まったくもって自分にげんなりですね。ハハ
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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

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FAUCHET

  • かいてるひと:FAUCHET
  • ないよう: ヴィオラ・オーケストラ・なんちゃって書評あたりを軸に、いろんな音楽からサブカルまでなんでもあり。つまり実が無い。

    しゃしんのびよら: 名前つけると愛着湧くかなぁと思って、良く鳴るから「メイ」にしたんだけど、全然違う名前でみんなに好き勝手呼ばれるふびんなこ
    ばいよりんじゃないよ!

     C線: えばぴらっつぃ
     G線: えばぴらっつぃ
     D線: えばぴらっつぃ
     A線: すぴろこあ

    *ごちゅうい*
    かいてるのはあたまがイタイひとなので、てきぎスルーしてね♪

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 ここではヴィオラを中心に見たクラシックや、菅野よう子と菊田裕樹を中心にしたサウンドトラック、また映画のレビューを付けています(クリックでレビューへ移動)。


ヴィオラ

 今井信子ユーリ・バシュメットあたりのどちらかというとソリスティックな演奏が好み。
 国内版から、隠れた良盤・海外盤まで、少しずつ紹介を増やしていきたいです。






菅野よう子

 型にはまりすぎず、かといって書き散らすわけでもない。絶妙なバランス感からくる魅力。えぐみ・臭みが管弦楽とこんなに合うなんて!
 エスカフローネのOSTは溝口肇の曲も多数収録しているが、基本イってる菅野(ヒドイ…)と基本落ち着いてる溝口とで作風がぶつかりそうなんだけれども、一枚のアルバムとしてみた時に良い塩梅になっている。






坂本真綾

 最近この人の歌を弾き語ってます。
 汚してます…







菊田裕樹

 聖剣からのファンです
ごつごつしたパーカッションと抜けのいいメロの組み合わせは、この人が至上です!






ゲームミュージック






映画

 五点満点で、四点以上をつけたものを紹介していきます。
 新しいレビューは上に並べていきます。





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