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銀色の髪のアギト / GONZO

銀色の髪のアギト脚本: ☆☆☆☆☆
映像: ★★★☆☆
音楽: ★★★★☆

総合: ★★☆☆☆




20日に映画見てきた。
銀色の髪のアギト」。
以降ネタバレあるよ。





正直、人にはちょっと、すすめられない…と思った。
まとめると、


キャラが薄い

尺のスケールとに話のスケールが合ってない(詰めこみすぎ)



かな。
この二つには有意な相関があると思うから、更に纏めると、二つ目だけで良いかもしれない。



作画・音楽・設定(森が人を襲う世界)、そのそれぞれにおいてはおお!と思えるところがたくさんあるのに、全体としては、ちょっと…
作品中、時間軸が加速度的に縮められている感がして、苦しい。
最初はゆったりと進む時間(これぐらいの進み方がこの作品に合っていると思う)が、本編に入り出すとさくさく加速していく。
描写が簡素すぎるって事に主因があると思う。
これは脚本家の負うところが大きいんじゃないかなぁ。
なんて言うんだろう、基本的に情動が(私たちの実感よりも)小さな振幅で描かれている。


「文明世界であった過去から来た少女が荒廃した『いま』を受け入れる過程」
「父親の死」


普通この辺はじっくり描かれる筈なんだけれど、さくさく行くかあるいはすっぱり省かれてたり(!!!)して、ものすごいキャラが無機質。
そのせいでイマイチ入り込めない感じ。
終始、ショーケースを外側から眺めている感覚に囚われる。


後半ではやや改善された感はあるがそれでもやはり、制作者の意図したものが観客にはあまり伝わっていないと思う。
観客で泣いてる人が居たけれど、自分は全くだった。
すぐ泣く(前頭葉が弱い)ボクチンでも全くなんだから、その人、きっとすげー前頭葉が弱いんだ!と思ってちょっと安心する。
エー


話がそれたけれど、他に気になったのは、設定に対する必要性の表現をあまりにも欠いていところか。
設定としては面白いものが幾つかあるのだけれど、必要条件を描かないために、制作サイドの意図が伝わらない。
観客に「制作者の自己満足のための設定」と受け取られそう。
設定一つ一つに何らかの意図を込めていると思うんだけれど−そうでないものは、出来る限り簡単のため、削ぎ落とすべきだ−もったいないんじゃないかなぁ。
ほんと、面白いと思える設定だけに、もったいない。



映像の良かったのは、CG が効果的に使われてるってところ。
このへんはさすが GONZO ってことなんかな。
川などはすごくうまく CG を使って、自然に表現している。



音楽は凄い良かったと思う!
オケなんだけれど、作曲のセンスも良いし、シーンシーンにどれを充てるかっていうセンスも良い。
ラストでのボスキャラとの戦いでの音楽が特に良い。
シリアスな場面なんだけれど、ベタに重厚な音楽じゃなくて少し軽め。
ファゴットが軽妙なベース兼対旋律を奏でていて、凄く気持ちが良い。
それが映像と凄くマッチしているように思った。
ファゴットでの衝撃は、菅野よう子の「A MOLE MAN」以来(聴けばモグラ男のイメージがすぐに湧く!)。
KOKIA の ED テーマも、普通に良かった。
あんまちゃんと聴いてなかったけど、良いって思えたんだから、きっと良いはず。
エー




今まであんまり宮崎アニメを評価してなかった(パヤオは真性のロリコンである気がしてならない…!)んだけれど、宮崎アニメと似たような方向性を目指していると思える「銀色の髪のアギト」を見て、スタジオジブリの総合力の高さを見せつけられた気がした。
いやー、難しいんだね、アニメ映画作るのって。
え、あたりまえ?


追記:
ネットで感想見たら、やっぱ散々言われてるな…
ゴメンボクもほめられないよ…
ツッコミどころもやっぱみんな似たり寄ったりで面白いな。

ワー、ブログって、オモシローイ!




銀色のアギト 公式サイト
http://www.gin-iro.jp/

岩崎 琢 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/岩崎琢
; オケきっちり書くと思ったら、芸大。納得。

若林 和弘のフィルモグラフィ
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=132821
; 菅野よう子と結構関わってる?

テーマ : 試写会 - ジャンル : 映画

comments

アギトの行動原理がかなり不透明ですよね。一般的通念としては「愛」なんでしょうけれど、作品中「恋」のようなものは描かれていたものの、愛の描写は見あたらなかった気がします。とすると、一体なにが彼を動かしていたのか、観客として確信が持てませんねぇ…
制作サイドではその原理が固まっているという印象を受けるのに、観客にはそれが明確に伝わらず、肩すかしを食らった印象を受けてしまいました。

「萌え」の排除ってのは何となく感じました(宮崎アニメを意識しているのが現れている気がします)が、感情移入まで排除している、ってのは考えつきませんでした!
もし、観客が映画を楽しむ一つの方法としての感情移入を排除したのなら、何らかの別の、観客が映画を楽しむ手段を提示するべきなんでしょうね。
それが感じられなかったから、外側から見る感覚に陥りやすいのかもしれません…。

コメント・トラバありがとうございました。
こちらからもトラバさせてください。
この作品やっぱりキャラの感情が読めないですよね。
アギトの行動原理はやっぱりトゥーラへの愛なのでしょうか?
あと、わざわざ感情移入と萌えを排除しているような気がします。
そうすると宮崎駿はすごいな、と。
あ、わたしもエウレカセブン好きですよ。

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銀色の髪のアギト

観てきました!ちなみに公式はコチラ。去年の夏に存在を知って以来アホみたいに楽しみにしてたんですが。キャラデザ緒方剛志×製作GONZOって時点でツボ直撃ど真ん中ストレート!って期待してたんですが!実際はどうだったかというと以下感想ネタバレ含。

銀色の髪のアギト

期待値:31%  最先端映像スタジオGONZOがおくる超大作だそうです。 近未来

「銀色の髪のアギト」@よみうりホール試写会その2

「銀色の髪のアギト」@試写会の感想です。もう一度言いますが、すごいぞGONZO。銀色の髪のアギト宇本 京平劇場アニメーション「銀色の髪のアギト」オリジナルサウンドトラック岩崎琢 続きはネタバレありなんで読みたくない人は飛ばしてください。
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FAUCHET

  • かいてるひと:FAUCHET
  • ないよう: ヴィオラ・オーケストラ・なんちゃって書評あたりを軸に、いろんな音楽からサブカルまでなんでもあり。つまり実が無い。

    しゃしんのびよら: 名前つけると愛着湧くかなぁと思って、良く鳴るから「メイ」にしたんだけど、全然違う名前でみんなに好き勝手呼ばれるふびんなこ
    ばいよりんじゃないよ!

     C線: えばぴらっつぃ
     G線: えばぴらっつぃ
     D線: えばぴらっつぃ
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    かいてるのはあたまがイタイひとなので、てきぎスルーしてね♪

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 ここではヴィオラを中心に見たクラシックや、菅野よう子と菊田裕樹を中心にしたサウンドトラック、また映画のレビューを付けています(クリックでレビューへ移動)。


ヴィオラ

 今井信子ユーリ・バシュメットあたりのどちらかというとソリスティックな演奏が好み。
 国内版から、隠れた良盤・海外盤まで、少しずつ紹介を増やしていきたいです。






菅野よう子

 型にはまりすぎず、かといって書き散らすわけでもない。絶妙なバランス感からくる魅力。えぐみ・臭みが管弦楽とこんなに合うなんて!
 エスカフローネのOSTは溝口肇の曲も多数収録しているが、基本イってる菅野(ヒドイ…)と基本落ち着いてる溝口とで作風がぶつかりそうなんだけれども、一枚のアルバムとしてみた時に良い塩梅になっている。






坂本真綾

 最近この人の歌を弾き語ってます。
 汚してます…







菊田裕樹

 聖剣からのファンです
ごつごつしたパーカッションと抜けのいいメロの組み合わせは、この人が至上です!






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 五点満点で、四点以上をつけたものを紹介していきます。
 新しいレビューは上に並べていきます。