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学生オーケストラのジレンマ

学生オケの目指すべき方向性ってなんだろう。



自分が現役だった頃は、一回のうちに集まって話し合い、「クラシックでいこう!」って事を確認した気がする。
ま、ボクチンはぶっちゃけ、それが決まった瞬間 99.9999% ぐらいの確率で一年後にはこの部にいないだろうなーとか思ったわけなんですが。



書くうちに自分で混乱しそうなので確認しておくと、「クラシックでいく」は世間一般で「クラシック」という ジャンル に分類されている曲を演奏する、ということをあらわすではなく、楽曲の 表現方法 として、「クラシック」を選択したということ。
じゃあクラシックという表現方法はというと、ここがまた厳密でなく、人によって曖昧なため、揉めやすい所なんだと思うけれど、うちのオケでいうと、「再現音楽」ということだった。

ではどうすればそれが果たせるか。



一つに、まずスコアを理解する。
そのためには必要な道具 - 外せないところとしては和声法・対位法・楽式論あたりか - を身につける必要がある。

何故か。

演奏しようとする楽曲は、完全にとはいわないまでも、大きくそれらを意識して構成されているから。
実力的に現音なんてものを演奏することは、うちのオケではとうてい考えられない。
即ち、それらの「ハコ」からあまりにかけ離れたものは出てこない。
例外的に、特殊な効果を狙った和声ぐらいはあるかも知れないけれど、その程度だろう。

もちろん、作曲家達がメロディをおこす時、常にそれらを念頭に置いていたかというと、それはないと思う。
しかし、制作する途中、あるいは出来上がってから、形式に則った推敲をしないはずがない。
ハコを基準に見た時、あまりにも不必要に奇抜だったらきっとそれらを切り落として修正するだろう。
なぜならば、遺された文献やあるいは現代の作曲家の発言をかみ砕いてみると、作曲家というのは革新的であり同時に保守的であった、と考えるべきだからだ。
言い換えるとつまり、必要に迫られて今までの形式を壊すことはあっても、不必要に形式を壊すことはないと考えられるからだ。



二つ目に、作曲家と、それを包む環境を知る事。
このあたりは、スコアリーディング以上に知識が乏しいし、突っ込みたいところとはずれるので、あまり触れないでおく。(つまり、逃げたッ……!)





「クラシックってハコにいれましたよ~」って言うために必要な柱は、今思いつく限りこの二つぐらいか。

二つ書いただけなんだけれど、ボクチンのような大学から楽器始めたヘタッピーも受け入れるような学生オケが、クラシックをやるってのは、はっきしいって、無謀もいいとこじゃないかなぁって思うわけです。
クラシックでいくって事を確認しあったボクタチのなかで、一体何人がすくなくともこの二つをなしえたのかな…ってかんがえると、もうそれだけで、スンゲー無茶やらかしたな、なんておもうわけです。
ぶっちゃけ、これは、アマチュアにはムリだとおもっちゃうんです。

何故あのときおれは嫌われても良いから 「お前そんなん言っといてほんまに出来んのかよ、オイ!」 的なことを言わなかったかと悔やまれる訳です。
イヤ、ま、ごねごねソフトにちみちみと 「じゆうなかいしゃくでいくぉよぉ~(ナヨナヨ)」 な感じのことは言ったような気がするけれど、ビビリストなボクはま、それほど言わなかった訳で。



なんでクラシックって事に拘るかっていうと、それはやっぱり、トレーナーの先生を呼んでいるから。
クラシックをやる、と決めたからクラシックに通じたトレーナーの先生に指導していただいている。
それなのにスコア(あるいはそれ以前の基礎)を理解出来ていない、あるいはしようとしない。
さらに、そういう人たちに注意をしない、出来ない。(これはボクです…orz)
それってきっと、トレーナーへの冒涜だと思うし、ひいてはクラシックへの冒涜だと思う。


アタマの足りないボクでも分かる。
それは、きっと、良くないことだ。






じゃあ、自分は後悔しているか、ダダ捏ねて違う道に行ってりゃ良かったのかというと、それも、ない。

センセイに対してものすげー失礼なことをしたと思う。
長三和音分かってない人やドイツ音名分かっていない人に対して、特に何もしなかった。
自分に追われてってのは格好の隠れ蓑だ。
やろうと思えば、出来るんだ、よ。
じゃあなんでやらなかったかというと、きっと心の中で「絶対ムリ」って思っちゃってたんだろうな。

自分の現況やら、小学生の時の挫折やら、オケのメンバーの状況やらをふまえて、そういう判断を無意識のうちに下してしまっていたんだろう。
諦め、投げやり、受動的、そして義務感。


義務感に溺れながらでも、あの必死ななかで得たものってやっぱり、今の自分に繋がっている。
それは確か。
知識の面でも、精神の面でも、ね。

んで、きっと、センセーもそういうのはなんとなく分かるんじゃねーかとか思うわけです。
つまりは認めてくれる - ただしそれは、全力で走りきった後に初めて評価される - んではなかろうか、と思う訳です。(自己弁護臭がすごいね)


だから、後輩たちが「クラシック」を選ぶんだったら、おっちゃんは必死でついて行こうと思っとるわけですよ。
好感度を意識しながらね、エヘ。


要は、きっと、ともに完全に達成することは出来ない事柄の中から、一つを選択することが大事なんじゃないか、っちゅー事ですよ、おっちゃんが書きたかったのは。

…なんかこう、ロジック的にイタイ感じでダラダラと書き綴った訳ですが、おっちゃんは気が向いたらまた推敲したいなあなんておもったりもしちゃうんですよ、ね。






で、なんでキモイ文を書いたかっちゅうと、今日の TUTTI でモロにそれを感じたから。
今のオケは、まだ、「選択していない」。
演奏会一ヶ月前になると必ず現れる OB さんが、いきなり斬りつけちゃった訳ですよ、そこを。
ただ、斬り方が「このオケはクラシックでいくべきだ」なトーンオンリーだったので、そこは現役に委ねるべきじゃないか、とも思う訳ですが。
自分や先輩が為してきたことが、他の選択より「良い」なんて保証は誰にも出来ないのだから。

しかし、いつか言おういつか言おうと思って今まで何にも出来なかったダメダメなぼくちゃん的には「アア神がいる…」ってなもんですよ。

今までで一番そのOBさんがかっこよく見えました。
惚れました、ボクは。

カラオケでエヴァンゲリオンを歌う、ネズミ男に惚れました。




演奏会まで一ヶ月を切ったけれど、こういうグチャグチャ期を乗り越えて、人も、音楽も成長するんだよ、子供達………!と、上からの視点で勘違いをしてみました、よ。
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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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